現在日本は世界に先駆けて超高齢化社会を迎えています。これに伴い、骨、関節、筋肉などの運動器の機能が衰えていく(ロコモティブ症候群)人が増加しています。つまずきやすくなったり、膝が痛くなったりする状況はロコモの始まりです。そしてその流れに任せたままにすると、行き着く先に「要介護」の生活が待っています。対策を講ずれば、きっと自分の年齢にあった「運動器の健康」が手に入り、より長く自立した生活が送れるはずです。
ロコモの徴候は、脊椎や関節の痛み、関節の動きが悪くなる、脊椎や関節の変形、筋力の低下、バランス能力の低下などがあります。代表的な疾患として、変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症、骨粗鬆症などがあります。
ロコモティブ症候群かどうかの指標のチェック項目が院内に置いてあるパンフレット等で確認できます。またその予防方法もその年齢や、その人に応じて変わってきます。
院内でもロコモーショントレーニングを指導、体験できます。一度でも習得して早いうちから実践し、継続していくことが必要と思います。