アイシング(冷やすこと)といえば、ケガ、やけどなどに使用することを思い浮かべるのではないでしょうか。けがにもいろいろあります。捻挫、肉離れ、打撲、脱臼、骨折など。診断はそのときにできなくても、腫れてきたり、熱をもったり、痛んだりすればすぐにアイシングすべきです。他にも炎症が起きるものに、虫刺され、日焼けなども含まれます。ではなぜアイシングが良いのか。それはけがによって破壊された細胞により、その周囲の細胞まで酸素、栄養不足に陥り、死滅の危険にさらされます。ですから温度を下げることで細胞の代謝を下げ、酸素と栄養の絶対量を減らし、二次的な障害(周囲の障害を最小限に抑える)を避けることができます。
アイシングは氷もしくは保冷剤を使用することが必要です。温度が0度に近いものが必要です。湿布では効果が少ないため併用してでもアイシングしましょう。ただ長くアイシングすれば良いものではありません。最長で5分程度すれば、しばらく時間を開けて再開する事が良いでしょう。