loader image

寒い季節が続いていますね。今回はフットケア(足に関する治療)についてのお話です。足の病気をあげてみると、頻度の多い順に、下肢静脈瘤(スネあたりに血管が浮いて、スネに痒みやだるさや痛みが起こる)や、末梢の動脈の病気(動脈硬化などで歩くとふくらはぎが痛んだり、張った感じがするが、休むと軽快する)、下肢深部静脈血栓症(下腿の血栓が、肺の血管に詰まって呼吸困難になる)等があります。これらの疾患は、日本の生活習慣の変化や高齢化社会への移行に伴い、増加傾向にあると言われています。

発症の危険因子として、喫煙、年齢、高血圧、糖尿病、脂質異常症などがあげられます。特に現在は超高齢化社会になってきており、糖尿病予備軍も急増しており、この疾患は症状のない、いわゆる無症候性の状態の人を含めると数百万人はいるのではないかと言われています。疾患を放置して重症化すると、皮膚が腐ってくる(壊死)こともあります。

また糖尿病の方には足の真菌感染(水虫など)や、胼胝(タコ)、鶏眼(ウオノメ)、足底角化症(皮膚のひび割れ)等の病気が多く、そこから感染(ばいきん)して容易に皮膚が腐りやすい状態になります。

こまめに足のケアを心がけることをおすすめします。そして日頃の生活習慣(特に食事)を見直してみることも大切ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA